
半導体後工程専門企業エイファクトは、インドアンドラプラデシュ州に設立予定の韓国OSAT(半導体パッケージングおよびテスト)企業初の現地合弁法人(JV)プロジェクトが12日、インド中央閣僚会議(Union Cabinet)から公式承認を受けたと明らかにした。
今回のプロジェクトは、インド政府が推進する「India Semiconductor Mission(ISM、インド半導体ミッション)」の一環で、インド現地パートナーであるAdvanced System in Package(ASIP) Technologiesと協力して年間約9,600万個規模の半導体後工程製品生産が可能な施設を構築する事業だ。
承認により、AffectのJVプロジェクトはISM内の10件の国家戦略プロジェクトの1つとして含まれ、インド中央政府と州政府から総資本的支出(CAPEX)の75%(中央政府50%、州政府25%)に相当する補助金を受け取る。これにより、JVは最小限の資金で事業を進めることができ、エイファクトは投資の大部分を現物出資とコンサルティングサービスの形で進行する予定だ。また、生産施設設備および設計サービス関連の追加収益創出も期待される。
現地パートナーであるASIP Technologiesは、30年以上の産業経験とシリコンバレー戦略ネットワーク、インド内運営ノウハウを備えた経営陣で構成され、安定した事業運営と実行力を備えているという評価を受けている。
今回の施設は、携帯電話、セットトップボックス、車両用電子システムなど多様な分野に適用される予定で、海外顧客との接点を拡大し、インドをグローバル生産拠点として活用する基盤を設ける計画だ。今後、国内IDM(設計・製造統合)企業の海外工場拡張時のインド市場の先取り効果も期待される。
エイファクトは2025年内に工場着工を目標に敷地確保とインフラ構築、認可手続きを進めており、2027年から本格的な量産に突入する計画だ。
同社関係者は「今回のインド合弁法人設立承認は、単純な生産施設構築を超え、グローバル半導体サプライチェーン内のエファクトの立地強化と長期成長基盤確保のための戦略的転換点」とし「韓国OSAT企業としては初のインド進出で、インドを先端技術中心のグローバル拠点に育成し、市場の多様化に寄与する重要な意味。
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