
AIベースのオートフォーカス調整メガネ開発会社オキュラス(代表キム・ミンギュ)が中小ベンチャー企業部の技術創業支援プログラムであるティップス(TIPS, Tech Incubator Program for Startup)に最終選定された。
ティップスは民間運営会社と政府が合心し、優れた技術力を持つ有望なスタートアップを育成するプログラムだ。民間運営会社が先にスタートアップに投資すれば、政府が研究開発(R&D)資金などを支援する方式で進行される。今回の選定で、オキュラスはビッグバンエンジェルス(代表ファン・ビョンソン)の推薦を受け、2年間最大5億ウォンの研究開発資金を確保することになる。
オキュラスが開発中のスマートリーディンググラスは、眼鏡内センサーがユーザーの視線と距離をリアルタイムで測定し、レンズの焦点を自動調整する技術を搭載した。既存の多焦点眼鏡の高い不適応率や老眼手術の副作用負担など老眼患者が経験する不快感を解消できる画期的な代案として注目されている。特に、ユーザーの角膜形状を分析し、白内障、黄斑変性など眼疾患の初期兆候を感知し、カスタマイズされた視力管理ガイドを提供するAIアイケア(AI Eye-Care)サービスにも拡張される予定だ。オキュラスはこの技術の核心である角膜分析データを32万人分以上確保し、技術競争力を強化した。
今回のティップス(TIPS)選定でオキュラスは2025年8月から2年間研究開発(R&D)資金を支援されることになる。オキュラスは、この期間中、距離センサベースのリアルタイムフォーカス調整技術と管理者向けのデータ管理システムの開発に集中する計画だ。
オキュラスのキム・ミンギュ代表は「老眼はもはや老化の象徴ではなく技術で克服できる問題」とし、「今回のTIPS選定を足場でリアルタイム距離センシング基盤のスマートリーディングガラスを通じて老眼患者に実質的な解決策を提示する」と明らかにした。
ビッグバンエンジェルスのクォンヒョクチャン副代表は「オキュラスは革新的な技術力と巨大な市場を攻略する差別化された事業戦略をすべて備えたチーム」とし、「今回のティップス(TIPS)選定を通じてオキュラスがグローバルデジタルヘルスケア市場をリードする企業に成長すると期待する」と話した。
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