– 予備創業者・創業3年未満スタートアップ15社選抜
– 支援事業事業計画書の高度化・投資IR資料開発など初期段階に集中
– 京畿ベンチャー創業支援センター(板橋)を通じて安定したスケールアップ支援

スタートアップは数多くの階段を踏みながら成長する。すべての段階が重要だが、中でも最も重要なのは、アイテムの発掘とそれを市場に説得力のあるように伝える文書化過程である。しかし、予備創業者や初期創業者は、概してアイテムがまだ具体化されていない状態で出発して、この段階を無視することが多い。この過程を十分に経なければ、アイテムが正しく検証できなかったり、説得力を確保できず、試行錯誤につながる可能性が高い。
京畿ベンチャー創業支援センターは初期に「アイテムの礎石」を固める過程に注目した。予備創業段階から事業アイテムを具体化し、作成した事業計画書と投資IR資料が複数の支援事業に申請及び選定される能力を備えるために事業計画書を高度化し、投資ピッチング準備までつながるように設計したのが「2025年京畿ベンチャー創業支援センター」(板橋)ビルドアップ型。より詳細な内容を聞くために、京畿ベンチャー創業支援センター(パンギョ)ウィクァンジンセンター長に会ってインタビューを行った。
■初期企業の弱点を補完する「ビルドアップ型」サポート

京畿道は創業・ベンチャー支援を自治体の核心政策としている。道知事公約基調も「創業イノベーション」と「企業育成」に合わせてあり、これにより製造業からテク企業まで成長可能性のある初期企業を段階的に支援している。京畿道経済科学振興院京畿ベンチャー創業支援センター(板橋)(以下センター)は「京畿道内のスタートアップが安定的にスケールアップできるように多様な支援を提供することが私たちの役割」とし、創業生態系全般を支える機関であることを強調した。
センターターが注目した部門はアイテムはあるが、文書化能力が不足した初期企業だ。多くの創業企業が優れた技術力とアイデアにもかかわらず、事業計画書作成不足で各種支援事業や投資誘致の機会を逃すためだ。 「ビルドアッププログラムはまさにこの部分を埋めるのが核心」とし、単純な文書作成支援を超えて専門家メンタリングと模擬投資(IR)ピッチングを通じて実際の投資家にも通じる戦略文書を完成するのを助けるプログラムだと説明した。
ウィ・グァンジンセンター長は「スタートアップがきちんとした方向を持って成長するためには初期段階からビルドアップ型の支援が必ず必要だ」とし「今回のプログラムはその出発点の役割をすることになるだろう」と話した。今回の支援事業に選ばれた企業は▲メンタリング・コンサルティング▲IRマッチング▲国内外販路開拓▲グローバル進出プログラム参加など総合ビルドアップパッケージが提供される。また、優秀企業には運営会社との投資連携、TIPS・WINGS推薦機会、京畿創業革新空間入居優待特典など後続支援も続く予定だ。
■支援対象は予備創業者及び3年以内の初期スタートアップ
今回の支援は予備創業者と創業3年以内の初期スタートアップを対象としており、多様なタイプのスタートアップが支援可能だ。特に、板橋競技ベンチャー創業支援センターをメイン拠点として運営されるだけに、テクベースのスタートアップの参加比重が高いと期待される。板橋は国内代表的な次世代産業クラスターだ。人工知能(AI)、バイオ、デジタルコンテンツ、環境にやさしい分野の企業が大挙密集しており、技術革新とグローバル拡張可能性を持つスタートアップが成長するのに最適な環境を備えている。今回の支援は板橋の特性をもとに都内有望スタートアップを選別的に育成して支援する。
ウィ・グァンジンセンター長は「板橋に位置するだけにテク中心企業の参加が多いと予想される」とし「今回のビルドアップ型事業は多様なタイプのスタートアップが参加できるので積極的に挑戦してほしい」と話した。特に今回のプログラムは、今後推進する追加創業支援事業と連携した恩恵まで提供される予定だという。
京畿道経済科学振興院が主管する「2025年京畿ベンチャー創業支援センター(板橋)ビルドアップ型優秀スタートアップ発掘及び育成支援事業」は計15社を募集し、受付締め切りは2025年9月10日(水)午後6時だ。支援希望企業は競技スタートアッププラットフォーム(https://www.gsp.or.kr/)で詳細を確認した後、オンラインで申請することができる。京畿スタートアッププラットフォームは、京畿道内のスタートアップを対象に投資連携、専門家諮問、支援事業マッチング、空間・施設提供など総合的な支援を提供する創業支援ハブだ。

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