
エンタープライズソリューション専門企業の英林院ソフトラップ(代表権ヨンボム)は、電力取引所の次世代統合全社的資源管理(ERP)システム構築事業を受注したと11日明らかにした。
電力取引所は電力市場運営、系統管理、リアルタイム給電運営など国家電力産業の核心機能を遂行する非営利特殊法人で、最近は新再生エネルギー供給証明書(REC)や水素発電入札市場など環境にやさしいエネルギー分野に事業を拡大している。
今回の事業は、電力取引所が運営中の既存ERPシステムの老朽化に伴うデジタル転換プロジェクトで、財務・予算・人事など主要経営管理機能を統合し、リアルタイムデータ基盤の運営体系を構築することを目指す。
ヨンリムウォンソフトラップは公共ERP構築経験と自社ソリューション「K-System Ace」を基盤にシステムを供給し、▲予算編成及び管理▲支出・輸入統制▲契約・購入手続き自動化など業務全般のデジタル化を推進する計画だ。また、外部システムとの連携を通じて主要経営指標をリアルタイムで算出できるように設計する予定だ。
人事管理(HR)部門は国内HRコンサルティング専門企業であるヒューマンコンサルティンググループ(HCG)が共に参加する。 HCGは電力グループ会社など類似プロジェクト経験をもとに▲給与自動計算及び検証機能▲データ基盤組織運営▲職務中心の人事体系などを導入する予定だ。
電力取引所関係者は「今回のERP構築を通じて財務、予算、人事などの核心経営管理体系をデジタル中心に高度化し、データ基盤の効率的な業務環境を造成できるだろう」とし、「デジタル革新を通じて公正で透明な電力市場運営能力を強化する」と明らかにした。
ヨンリムウォンソフトラップのクォン・ヨンボム代表は「電力取引所のデジタル転換事業は公共ERPの統合性と拡張性を立証する機会」とし「今後も蓄積された公共部門ERP構築経験をもとに公共機関の経営革新を積極的に支援する」と述べた。
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