
グローバル畜産流通テックスタートアップピンクパッカー(代表精進)は、国連食糧農業機構(FAO)が主管した「Inter-regional Digital Agriculture Solutions Forum 2025(I-DASF 2025)」に参加し、自社開発した人工知能(AI)ベースの畜産流通ソリューションを発表した。今回のイベントは9月3日から5日までタイバンコクで開催された。
今回のフォーラムで、ピンクパッカーは、活用度の低い畜産物非選好部位(Under-utilized Cuts)のグローバル取引を仲介するAI技術基盤プラットフォームと、モノのインターネット(IoT)技術を活用したリアルタイムの鮮度管理サービスである「ピンクタグ(PinkTag)」を紹介した。
ピンクパッカーのソリューションは、肉輸出国(オーストラリア、ニュージーランド、米州など)と輸入国(韓国、東南アジアなど)間の需要・供給データを分析し、最適な取引を結ぶことが核心だ。国別認証要件(ハラル、衛生基準など)、物流所要時間、価格など複雑な流通情報を統合分析することで、効率的な流通と価格安定性を支援する。現場では実際の流通データをベースにした取引シミュレーションと「ピンクタグ」を通じた鮮度追跡機能が実演され、参観者の関心を集めた。
チョンジンピンクパッカー代表は「データベースの透明な流通システムと鮮度管理技術を通じてグローバル食品損失問題を解決し、リーズナブルな価格のタンパク質供給に貢献できるように努力する」と明らかにした。
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