
AIベースのクロスボーダーコマーススタートアップ社組(SAZO、代表ギルマロ)が総7.1億円(ハンファ約71億ウォン)規模のフリーシリーズA投資を誘致したと17日明らかにした。
今回の投資ラウンドは、日本友情事業庁傘下のベンチャーキャピタルである日本友情キャピタルが主導した。
社組は、人工知能(AI)を基盤とした直球・逆織球統合プラットフォーム「社組(韓国サービス名:買ってくれ)」を開発・運営中だ。当該プラットフォームは海外オンラインショッピングの言語、決済、通関、配送などの複雑な過程をAI技術で簡素化し、利用者が国内ショッピングモールと同様の経験で海外商品を購入できるように支援する。ユーザーは購入したい商品のURLを入力したり、検索機能を使って希望の製品を見つけたら、AIが商品情報分析を通じて為替レート、関税、送料、手数料などを自動計算する。独自の物流拠点に基づく配送システムを通じて安定性も確保した。
今回誘致した投資金はグローバルサービス拡大に集中的に活用される計画だ。現在、日本市場で韓国直球サービスを運営しており、韓国消費者及び輸出企業対象サービスを準備中である。このために韓国法人設立とローカライゼーション開発を進めており、今後米州および欧州地域に物流拠点を拡大し、プラットフォームの高度化およびマーケティング活動を強化する予定だ。
投資に参加した日本友情キャピタルの中田塚宏ディレクターは「私組は海外直球利用者が経験してきた言語、情報、決済、配送問題をAI技術で実質的に解消している企業」とし、「日本郵便グループの国内外物流・配送ネットワークを活用して私組の利用者基盤拡大を支援する計画」と話した。
社組は2024年に創業したスタートアップで、代表であるギルマロ代表は仁川科学芸術英才学校を卒業した後、韓日共同留学生プログラムを通じて名古屋工業大学に進学し、軍除隊後に大学創業サークルで私組の事業モデルを企画した。以後、日本東海地域創業プログラム「トンガリ」選定、「キャンパスベンチャーグランプリ」で経済産業大臣賞を受賞するなど、創業初期から注目された。
ギルマロ代表は「私組は、全世界の消費者が言語と国家の障壁なしに多様なショッピングプラットフォームと中古取引市場まで自由にアクセスできるようにするAIコマースエージェントを目指している」とし、「国内流通企業とショッピングプラットフォームが海外顧客をターゲットにできるように、逆直球チャネルの拡大にも集中する」と明らかにした。
You must be logged in to post a comment.