
スマート交通ソリューション専門企業エストラピックはバングラデシュ・パドマ大橋に無停車電子料金徴収(ETC)システムを成功的に開通したと明らかにした。
エストラピックは去る8月首都高川南西部を結ぶN8高速道路に計24車で規模の先端トーリングシステムを構築して公式開通したことがある。続いて今回のパドマ大橋ETCシステムまで引き続き成功的に開通し、バングラデシュ交通インフラの近代化プロジェクトで可視的な成果を上げ、グローバルITS(インテリジェント交通システム)企業としての立地を一層強化した。
パドマ大橋は既存のN8高速道路と連携した国家核心物流軸で、今回のETCシステム導入を通じて通行料徴収の自動化と交通流の効率性最大化を実現した。特にパドマ大橋の通行料体系は、韓国の6種分類よりもはるかに複雑な13種の車両分類に基づいて設計された。バングラデシュ特有の非定型車両サイズと軸収を考慮するために、韓国の車種分類技術にバングラデシュ道路交通庁(BRTA)の車両登録番号とディープラーニングベースの物体認識アルゴリズムを組み合わせて現地最適化された車両識別体系を実装した。
通信及び決済方式も現地環境に合わせて革新的に改善された。韓国ハイパスが専用端末(OBU)を使用するDSRC(専用短距離通信)方式を採用したのとは異なり、パドマ大橋システムはすでに車両に取り付けられているBRTA RFIDタグを活用している。新規端末の購入費用をなくして費用効率を高め、今後他路線への拡散可能性も確保した。
また、クレジットカード普及率が低く、銀行利用が制限的なバングラデシュ金融環境を考慮して、ETC決済システムはモバイル金融サービス(MFS)と連動した。 a2iプログラムのeKpayプラットフォームに接続された分散型決済構造により、ドライバーは既存のモバイルアプリで通行料を充電して支払うことができ、システムのアクセシビリティと拡張性が大幅に強化された。これはバングラデシュ政府の「デジタルバングラデシュ」ビジョンとも一致する。
エストラピックは、今回のプロジェクトでAIディープラーニングベースの車両ナンバープレート認識、クラウドベースのサーバーシステム、現地カスタマイズされた運営管理プラットフォームを導入し、単純な技術輸出を超えて設計-施工-運営を組み合わせた統合交通ソリューションを提供した。これによりグローバルトーリングシステムの拡張可能性を立証した。
エストラピック関係者は「パドマ大橋無停車ETCシステム構築は韓国型スマート交通技術のグローバル拡散を示す象徴的事例」とし「今後も東南アジア、中東、ヨーロッパなど多様な市場で技術輸出と運営モデルを持続拡大して安定的な収益基盤を確保していく」と話した。
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