
㈱ムーブがベトナムのITサービス企業ロビーホールディングス(Rovi Holdings)と戦略的提携(MOU)を締結し、AIベースのオンデマンドモビリティソリューションを現地に提供し、ベトナム市場に本格進出すると明らかにした。
ロビーホールディングスは観光・物流・技術・不動産を網羅する総合企業グループで、2026年IPOを目標に成長しており、約3万5千人のグラブ運転手と車両を管理・運営している。また、レンタカー、物流用GPS機器の製造・販売、オンライン旅行事業運営など多様なITサービスを提供している。
ムーブは、国内外のモビリティ運営経験とAI技術をもとに、モビリティサービス予約、車両配車自動化、リアルタイム管制、精算など革新的なソリューションを開発してきた企業だ。
今回の提携を通じて両社はムーブの技術力とロビーホールディングスの現地ネットワークを結合してモビリティ運営効率化とサービス拡張を推進する計画だ。
特にムーブのSaaSプラットフォームをロビーホールディングスが活用できるよう支援し、ロビーホールディングスが海外移動サービスまで事業を拡大できる環境を構築する予定だ。これによりロビーホールディングスは車両・記事管理、配車、管制、顧客応対など運営全般をより効率的かつ安定的に遂行できるようになる。
ベトナムは外国人出張・旅行者、法人長期レント、役職員出退勤など多様な車両サービス需要が存在し、ビングループ(Vingroup)、タコグループ(THACO Group)など主要企業が自動車製造だけでなく、レンタカーやライドヘイリング(Ride-Hailing)など多様なモビリティサービスを直接運営している。
ムーブはSaaSソリューションとロビーホールディングスの現地インフラを組み合わせてベトナム内需モビリティ市場を拡大し、以後アジア主要国にオンデマンドモビリティソリューション事業を段階的に拡大する計画だ。
㈱ムーブのチェ・ミンソク代表は「長年にわたって蓄積された経験と技術力をもとにベトナムに革新的なオンデマンドモビリティソリューションを提供することができて嬉しい」とし、「ムーブのSaaSプラットフォームが海外市場でも新しい標準として位置づけられるよう最善を尽くする」と抱負を明らかにした。
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