
コシアセミとドイツのイノヴァ(Inova Semiconductors GmbH)は、去る17日、車室内高級照明の核心部品であるISELED(Integrated Smart Embedded LED)ウェーハ製造ライセンス契約を締結したと明らかにした。
ISELEDは車両内部照明システムに適用される技術で、LEDモジュール内の三原色(RGB)を精密に制御して均一な色味を実現する。これまで主に欧州完成車ブランドに採択されたが、最近韓国や中国などアジア主要完成車メーカーでも導入が拡大している。
今回の契約で、イノバはグローバル完成車市場のためのISELEDサプライチェーンを安定的に確保し、コアシアセミを通じたファウンドリサプライチェーン拡張およびアジア地域の顧客対応力を強化する計画だ。コアシアセミはライセンスを基盤にLEDコントローラ製品を自社生産できる独立性を確保し、親会社のコアアジアのLED事業部イーツウェルと連携してウエハ-パッケージング-LEDモジュール供給につながる垂直系化システムを構築した。
また、コアシアセミはISELED技術をスマート照明、マイクロLED、インテリア一体型ディスプレイなど次世代車両用半導体分野に拡張する計画だ。
イノバロバートアイスレ社長は「ISELED技術共有は業界標準化のための核心段階」とし「今回の協力でグローバル顧客のための堅牢なサプライチェーンを強化する」と述べた。
コアシアセミシン・ドンス代表は「今回のライセンス締結はグループ内垂直系列化を通じてISELEDベルリューチェーン全般で相乗効果を立証した事例」とし「今後国内車両用半導体産業で競争力を高めてポートフォリオを拡大する」と明らかにした。
- 関連記事をもっと見る
You must be logged in to post a comment.