
医療人工知能(AI)専門企業ジェイエルケイは、自社の脳磁化強調MRI映像(SWI、Susceptibility Weighted Imaging)ベースのAI分析ソリューションが日本医薬品医療機器総合機構(PMDA)から認可を取得したと明らかにした。
SWIは脳微細出血、慢性出血など微小病変を精密に確認できる高解像度MRIイメージング技術で、診断精度の向上に寄与している。ジェイエルケイは該当映像データを自動的に分析するAI技術を開発し、医療スタッフが脳血管疾患、外傷性損傷、退行性脳疾患など多様な疾患をより迅速かつ正確に診断できるように支援する。
特にSWI画像は高解像度と3次元画像特性上生成される画像数が多く、従来は医療スタッフが病変を手動で識別して記録するのに相当な時間がかかり疲労度が大きかった。ジェイエルケイのAIソリューションは病変の検出と計算を自動化し、この負担を軽減し、診断効率を高めるという点で臨床的有用性が強調されている。
今回の許認可を通じてジェイエルケイは既存にPMDA認可を受けた拡散強調映像(DWI)ベースの脳卒中診断ソリューション(JLK-DWI)に続き、日本国内の2番目の脳映像AIソリューションの認可を確保した。これにより、急性期脳梗塞などの大型病変から微細出血まで幅広い範囲の脳映像AIソリューションに対する日本国内の許可をすべて揃えることになった。
現在、ジェイエルケイは米国食品医薬品局(FDA)からも計7件のAIソリューション承認を受けており、今回のPMDA認可が含まれた場合、日本国内の承認ソリューション数も7件に拡大された。
ジェイエル・ケイ・キム・ドンミン代表は「SWI認可は日本の医療機器規制を通過したもう一つの成果で、当社の脳映像AI技術の信頼性を立証するきっかけ」とし、「日本国内の主要医療機関との協力を強化し、グローバル市場拡大のための基盤を築いていく」と明らかにした。
ジェイエルケイは今後、日本の現地流通パートナーとのコラボレーションを通じて、SWIおよびDWIベースのAIソリューションの普及を拡大し、全方位脳映像分析技術を中心にグローバル医療AI市場での立地をさらに強化する計画だ。
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