
量子標準技術専門企業SDT(代表ユン・ジウォン)は自社事業戦略担当ナターシャK.コバクス(Natasha K. Kovacs)がマレーシア国策研究機関'ミモス(MIMOS)'の最上位産業諮問機構である'Tier-1産業諮問グループ(Industrial Advisory Group,IAG)'委員だ。
「ミモス」はマレーシア政府傘下の国家研究開発(R&D)機関であり、戦略技術分野に対する国家政策樹立及び技術生態系の造成を主導している。その中で「Tier-1 IAG」は各分野でグローバル専門性を備えた専門家で構成された核心諮問機構であり、国家R&Dの方向性と科学技術政策設定において戦略的アドバイスを提供する役割を担う。
今回の委嘱でコボックス担当はマレーシアの国家量子戦略樹立と第13次マレーシア開発計画(RMK13)内科学技術予算編成過程に諮問役割を遂行することになる。これにより、SDTは東南アジア地域内の量子技術政策策定過程に直接参加することになり、今後の研究資金誘致及び国際共同プロジェクトの推進にも戦略的優位を確保することが期待される。
IAG委員は、戦略的アンバサダー、政策ワークショップリーダー、技術ロードマップアドバイザリーなどの役割を果たし、国家課題に対する議論の構造設定および実行可能な政策インサイトの提供などの責任を負う。また、産業別ロードマップ会話および政策ラウンドテーブルにおけるセッション議長の役割も遂行する。
SDTは今回の参加を契機に量子通信(QKD)、量子耐性暗号(PQC)など核心技術分野で政策的リーダーシップを確保し、ASEAN(ASEAN)地域政府・企業・学界とのパートナーシップ拡大を通じて技術供給者から産業生態系助成パートナーへの転換を模索している。
ナターシャ・コボックスはハーバード大学出身で、2021年からSDTの事業戦略を総括し、グローバルパートナーシップおよび量子技術ハブ構築戦略を主導してきた。今回の委嘱に対して彼は「マレーシアの核心技術政策に諮問委員として参加することになって責任感を感じる」とし、「ASEAN地域との実質的な協力を通じてSDTが政策パートナーとして位置づけることができるように努力する」と明らかにした。
ユン・ジウォンSDT代表は「今回の委嘱はSDTの技術力と戦略的ビジョンがグローバル市場で認められた結果」とし「今後マレーシアを拠点に韓国とアセアン地域を結ぶ連結役割を遂行し、東南アジア量子技術生態系の調律者(Orchestrator)に成長していく」と明らかにした。
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