
韓国の特殊目的自動車生産企業(株)オテック(会長カン・ソンヒ)が独自技術をもとに「改善型救急車」の開発を完了したと17日明らかにした。
オテックは産業通商資源部が進める民・軍技術協力電力支援体系開発事業を受注、主管社である起亜と共に参加機関として改善型救急車開発に乗り出した。去る2021年から研究開発に着手し、昨年12月陸軍が進行した軍運用適合性判定と課題終了のための最終評価に合格した。
既存軍が運用していた救急車は貨物輸送用5/4tトラック(K-311)フレームに救急のための後方空間を結合した形で重心が高いことが欠点と指摘されてきたが、今回開発された改善型救急車は小型戦術車両の低中心車体設計を適用し、機動性と安定性をさらに高めた。
また、走行時の振動衝撃吸収機能を向上させ、2層ベッド構成と電動リフト適用、より広い室内空間を確保し、迅速かつ安定した患者搬送が可能となった。
それだけでなく、感染病患者の保護および感染病の拡散防止に効果的な音・陽圧機器を電撃搭載、汚染された外部空気の流入を遮断し、火生室の危険地域でも救援活動を展開できるようになった。
特にオテックが自ら開発して保有している音・陽圧関連技術は、コロナ19発生初期だった2020年、全国医療院に普及したオテック・ソラティ音圧救急車200余台に適用されているが、当時、オテックが韓国で初めて開発した移動型音圧病棟がソウル市立西北病院に設置されたことにより、コロナ感染患者の安全な隔離治療に大きく貢献したことが話題になった。
また、改善型救急者は自己発電能力を備えており、電源が供給されない状況でも、義務機器や冷暖房装置を2時間以上稼動することができる。
国防部は来る2026年に改善型救急車の電力化を本格予告し、さらに多様な状況と地域で運用が可能になると期待しており、今後の海外輸出見通しも明るく、K防衛の委用に見合う見通しだ。
オテック関係者によると「オテックが多数保有する特許技術が民・軍技術協力分野にまで拡大適用され、老朽装備の交換を通じて究極的に我が軍将兵たちの安全を守ることに寄与することができて非常に重要に思う」とし、メキシコ、チリ、カザフスタンなど海外輸出の可能性も打診中であり、近いうちに成果を出すと期待する」と明らかにした。
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