
グローバル医療プラットフォーム企業クラウドホスピタル(代表スレイマンナザロブ)がマイクロソフト(Microsoft)と業務協約(MOU)を締結し、アジャーオープンAIサービス(Azure OpenAI Service)を基盤とした医療コンテンツサービスのグローバル拡張に乗り出すと24日明らかにした。
クラウドホスピタルは外国人患者誘致のための病院・医院専用のB2B SaaS(サービス型ソフトウェア)プラットフォームを提供している。このプラットフォームを通じて、病院は英語、日本語、中国語、ロシア語など40以上の言語でホームページや予約システムを構築することができ、グローバルマーケティング、患者予約、決済、事後管理など病院運営の多様な機能を統合して提供することができる。多言語自動応対、業務効率化、AIベースの患者管理などの機能も含まれる。
今回の条約により、両社はAzure Marketplace(Azure Marketplace)を通じてクラウドホスピタルのSaaS製品をグローバル市場に供給し、AIベースの病院案内自動化エージェント開発を共同で推進する。開発初期段階の概念検証(PoC)から商用化まで協力が行われる予定だ。
クラウドホスピタルソンヒョンウCTOは「既存の生成型AI活用を超えて、生成・検討・管理の役割を果たすマルチエージェント(Multi-Agent)ベースのサービスアーキテクチャを実装する計画」と説明した。同技術は、病院の医療情報をコンテンツに加工する際、検索エンジン最適化(SEO)だけでなく、生成型AIに最適化された方式(GEO)まで考慮して製作を支援し、WhatsAppなどのメッセージングプラットフォームを活用した患者相談や事後管理の自動化も目指している。マイクロソフトは、これに関連する技術的および倫理的助言を提供する予定です。
また、クラウドホスピタルは韓国だけでなくインド、シンガポール支社をベースにグローバル進出を本格化しており、今年下半期には米国法人を設立する計画だ。両社は米国、マレーシア、南米などへの市場拡大のための共同マーケティング戦略の樹立及び実行にも協力する予定だ。これの一環として、クラウドホスピタルは今年第3四半期の国内医療機関を対象に「AIベースの海外進出戦略」をテーマにしたセミナーを開催する予定だ。
クラウドホスピタルスレイマンナザロブ代表は「クラウドホスピタルが保有するグローバル医療コンテンツデータと病院情報をもとにマイクロソフトと協力して信頼性の高いAIベースの医療プラットフォームを開発し、グローバルヘルスケア市場で技術競争力を強化していく」と明らかにした。
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