
ソウルフィンテックラップは2025年上半期、新規入社企業としてAIベースの金融データ分析ソリューションを開発する株式会社クーパを選定したと明らかにした。
ソウルフィンテックラップはソウル汝矣島金融中心地に位置するソウル市直営ピンテックスタートアップ支援機関で、技術力と成長潜在力を備えた有望企業を発掘し、入居空間とともにグローバル進出、投資誘致、ネットワーク連携など多角的な支援を提供している。クーパの入居でソウルフィンテックラップは人工知能技術を活用した金融イノベーション企業を新たに抱き、スマート金融生態系の造成に貢献している。
クーパは自社開発した金融データ分析エンジン「エッジ(Edge)」をベースに、証券会社と金融機関にリアルタイムの金融情報収集、データの精製、分析、解析、視覚化のプロセスを自動化したB2Bソリューションを提供する。既存のデータ提供を超えてAIが異常取引を検出し、市場動向を分析して投資戦略まで提示する点が特徴だ。グローバル金融データ収集、AIベースのニュース解析、内部者取引及びテーマ株追跡、中央銀行政策モニタリングなど多様な機能を備えたクーパの技術力は国内外の金融機関から注目されており、国内大型証券会社及び米国ヘッジファンドとの契約締結でその成果を立証した。
クーパのAI分析技術は単純定量データだけでなく、企業実績、経済指標、ニュース、市場心理など多様な情報を統合するマルチモーダル分析を支援し、韓国語と英語など多言語リアルタイム処理が可能でグローバル市場でも活用できる。
ソウルフィンテックラップはクーパのような先端技術を保有したB2Bスタートアップを誘致し、ソウルをアジア金融ハブに発展させる基盤を構築している。ソウル市はクーパの技術商用化、国内外の事業拡大、投資誘致などの成長を体系的に支援し、入居企業間の協力を通じて革新的な金融サービスを持続発掘する計画だ。
ソウルフィンテックラップ関係者は「クッパはAIベースの金融データ分析分野でウォール街水準の技術力を備えた企業で、グローバルフィンテック生態系で注目される企業に成長する」とし「ソウル市もこれらの成長を積極的に支援する」と明らかにした。
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