
インプラントおよびデンタル・メディカルソリューション専門企業(株)デンティスが台湾の現地歯科機器流通業者であるART.BIO INTERNATIONAL Co., Ltd.(永聖國際有限公司)と歯科用ユニットチェア供給契約を締結したと5日明らかにした。
ART.BIO INTERNATIONALは、日本の主要企業のプレミアム歯科ユニットチェアを年間100台以上供給する台湾内の有力流通業者だ。デンティスは今回の契約を通じて計321台のユニットチェアを台湾市場に供給し、自社製品を既存のプレミアムモデルに代わる代表製品として育成する計画だ。このため、第3四半期内に現地認証手続きを完了することを目指し、マーケティング活動と認証準備を進めており、認証取得後、年内に本格的な販売に乗り出す予定だ。
デンティスの歯科ユニットチェアは2023年7月発売以来、国内歯科開園家を中心に供給が拡大し、製品競争力を認められた。同製品は診療環境の改善とユーザーの利便性を考慮して設計されており、国内で初めて患者の痛み通知システムを搭載するなど、差別化された機能を備えている。最近ではSIDEX展示会を通じてオートクルーズ、ワイヤレスフットコントローラーなど最新機能と多様なオプションを適用した新規モデルを公開し、ラインナップを強化した。
デンティスは国内で手術用照明ブランド「ルビス」と協力して施術環境に合わせたクラス別パッケージ商品を提供しており、ユニットチェア専用歯科診療などモデルも一緒に供給して製品間の連携性を高めている。また、2024年9月に米国FDA認証を獲得し、下半期ヨーロッパCE MDR認証取得も推進中だ。これを基に主要海外市場で供給を拡大し、ブランド認知度を高めるという計画だ。
デンティス関係者は「台湾は高齢化とともに歯科機器市場が着実に成長する地域で、インプラントと矯正治療関連製品のほとんどを日本、米国、ドイツ産製品に依存している」とし「台湾現地流通業者との協力を通じてユニットチェアをはじめとする多様な製品供給を拡大し、技術革新と品質向上を通じてグローバル競争力」。
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