
ナインテック子会社エネルギー11が自社開発したナトリウムイオン電池技術を基に韓国東西発電と手を取り、エネルギー貯蔵装置(ESS)実証事業を本格開始したと30日明らかにした。国産ナトリウム電池ESS技術を実際の系統に適用して性能を検証する最初の事例として、今後の再生エネルギーインフラの拡大に重要な役割を果たすことが期待される。
今回の実証事業の一環として設置されるシステムは約300KWh規模で、ナトリウム電池の充放電効率性、長期寿命、安全性、再生エネルギーとの連携性などを重点的に評価することになる。韓国東西発展側は「ESS産業の多様性と自立性強化のための重要なマイルストーンになるだろう」とし「新再生可能エネルギー拡大のための安定的な貯蔵手段確保の次元でも今回の実証が持つ意味は大きい」と強調した。
ナトリウム電池は、リチウムに比べて資源確保が容易でコスト競争力に優れ、再生エネルギーの持つボラティリティを効率的に管理できる貯蔵技術と評価されている。エネルギー11は長年にわたって独自にナトリウム電池技術の開発に取り組んできており、セルからモジュールまで全周期を独自に設計・生産する能力を確保した。これにより、原材料需給不安定によるリチウム依存問題を解消し、低製造単価と安定した運転特性を同時に満足する次世代バッテリーソリューションを実現した。
エネルギー11は現在、グローバル自動車メーカーとナトリウムイオン電池の供給と共同技術開発への協力を進めている。プロジェクトは、EVプラットフォーム用のバッテリモジュールと中大型ESSシステムの開発をカバーしています。
エネルギー11関係者は「中国CATLなどに集中した技術の他にも韓国固有のバッテリー技術を市場に提示する重要な時点」とし「今回の実証に基づき、様々な産業分野にナトリウムバッテリーベースのESSを適用し、グローバル市場需要に対応するための海外認証および量産体系も順次設ける計画」と明らかにした。
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