
農業スタートアップファームスタッフは、中国四川省成都市を訪問し、四川中农亿享农业科技有限公司、以下、重農イシャンとの戦略的協力強化のためのLOI(業務協約書2)を締結した。今回の条約は、KOTRA成都貿易館の支援を受けて成都KOTRA会議室で行われた。
今回のLOI締結は去る3月両社間締結された業務協約(MOU)を具体的な事業段階に転換するための後続措置で、合弁法人設立のための基盤を設けることに焦点を合わせた。両社は四川省津宮市一帯に造成予定のスマートファームプロジェクトを中心にコラボレーションを推進する予定だ。
同プロジェクトは、ファームスタッフが国内で蓄積したプレミアムトマト栽培及び運営技術を現地システムに適用する形で進行され、このために品質管理基準、作形運営マニュアルなど技術移転及び実行方式に関する実務議論が行われた。
また今回の協議を通じて葉菜類栽培及び流通を一体化する新規ビジネスモデルの可能性も提起された。中国農業が保有する垂直農場(VF、Vertical Farming)技術を基盤に、生産と消費を緊密に結びつける運営構造を共同開発し、韓国のブランド経験を活用して中国消費者に高付加価値農産物を提供する方案を検討中だ。
出張期間中、パームスタッフは成都地域内流通チャネルを直接訪問し、現地消費者のトマト購入行動、価格帯、品質水準などを調査した。これとともに、近隣農家の栽培環境を点検し、現地農業構造に対する理解度を高めるきっかけとした。当該調査は今後の合弁事業の実行可能性と現地差別化戦略樹立のための基盤資料として活用される予定だ。
今後両社は共同合弁法人を設立し、スマートファームベースの高品質農産物の生産及びブランド流通を本格化する計画だ。この合弁法人は、単純な栽培施設を超えて農業技術実証、都市型農業消費モデル開発など複合機能を遂行する拠点として造成される予定だ。
キム・ジョンウファームスタッフ代表は「今回の協力を通じて単純な技術移転を超えてブランディング、流通、運営など全方位的能力を現地に投入できる基盤を設けた」とし、「KOTRA成都貿易館の実質的な支援のおかげで両社間の信頼と実行力を迅速に確保できた」と明らかにした。
KOTRA成都貿易館ビョンヨンソプ管長は「両社はそれぞれスマートファーム関連技術と事業運営ノウハウを保有しており、今回の協力は相互補完的構造をもとに韓中合弁企業の成功事例に発展する可能性が高い」と評価した。
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