
医療マイデータ先導サービス事業者に選ばれたヘルスケア企業ルルメディックが海外出国者と在外国民のためのマイデータアプリd'stat(ディスタット)の公式発売を控えて赤ちゃんユニコーン企業にも最終選定される成果を上げた。国内医療マイデータ基盤プラットフォームが政府指定事業者の地位とともにグローバルユニコーンへの可能性を立証したのだ。
ルルメディックが開発したd'statは「Digital Twin Status」の略で、海外滞在中のユーザーが本人の国内医療データを読み込み、これを翻訳して現地医療機関に提示できるようにするデジタルヘルスケアプラットフォームだ。服薬履歴、診断記録、医療所見などを多言語に翻訳して提供し、このほかルルメディックの本来事業であるトレブルケアを通じて197カ国2万以上の病院ネットワークと連携して現地病院予約、医療費支払保証、医療通訳、エアアンビュランスなどの総合医療支援サービスも提供する。
d'statは保健福祉部のマイデータ施行日程に合わせて開発されたプラットフォームで、2025年3月から施行される医療マイデータ本事業の代表的な国民体感型事例に挙げられる。情報主体の同意を前提に診療情報、服薬記録、検診結果、予防接種履歴など多様な医療情報が統合され、国境を越える連続的な健康管理の可能性を開く。特に現地病院に過去の医療履歴を正確に伝えられず、繰り返される検査や誤診の懸念が大きかった在外国民と旅行者に実質的な代替案となると評価されている。
ルルメディックは今回のd'stat発売とともに中小ベンチャー企業部の「赤ちゃんユニコーン200育成事業」に選定され、技術力と市場性を同時に認められた。赤ちゃんユニコーン選定は予備ユニコーン企業への成長可能性を政府レベルで公式認証したもので、今回の選定にはd'statプラットフォームのグローバル拡張性と公共性を重点的に評価したという。
ルルメディックは既存の海外旅行者医療費支援サービスをd'statに統合運営し、ユーザーの利便性とサービスの深さを一層高めた。ユーザーの立場では一つのアプリで医療記録照会、服薬管理、病院予約、翻訳・通訳支援など海外での健康管理をすべて解決できる「オールインワンプラットフォーム」だ。
キム・ヨンウンルルメディック代表は「デジタルヘルスケアの本質は境界を崩して国民健康の連続性を保障することにある」とし、「d'statは海外滞在国民が国内医療インフラをそのまま引き継ぐ唯一の通路になるだろう」と明らかにした。続いて「医療マイデータを活用した真の意味のグローバルヘルスケア実装に向けて進む」と抱負を伝えた。
業界はルルメディックの技術力とネットワーク、そして政府の先導サービス事業者としての独占的地位をもとに、今後医療マイデータ産業の中心企業に成長する可能性が高いと見ている。実際、ルルメディックは来る2026年までに年200万人の新規会員確保を目指し、グローバル医療ネットワークとデータ基盤サービス拡張を準備中だ。
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