
「ソウルフィンテックラップ」が2025年上半期、新規入社企業としてAIベースのB2B貨物輸送仲介プラットフォーム「ガムガンロジス」を選定したと23日明らかにした。ソウルフィンテックラップは今回の選定を通じて物流と金融が結合された融合型フィンテック企業の育成に乗り出すという方針だ。
ガムガンロジスはミドルマイル(middle-mile)物流市場を中心にデジタル変換(Digital Transformation)を推進するスタートアップで、独自のプラットフォーム「プリモ(Primo)」を通じてAIベースの自動配車、送料自動精算、電子引受証発行などの機能を提供している。これは、既存の手作業、電話中心、紙文書ベースの貨物輸送仲介方式から抜け出して輸送業界の非効率を改善し、取引透明性を高めることに寄与しているという評価だ。
現在、ガムガンロジスは約500以上の荷主と7,800人以上の車主がプラットフォームに参加しており、ヤマハモーターズ、アソンダイソー、東西食品などの主要企業が顧客会社として活動している。この点で実際の産業現場でフィンテク技術が適用されている事例として注目されている。
ソウルフィンテックラップの関係者は「ガルガンロジスは物流産業の構造的な問題をフィンテック技術を通じて解決している革新的な企業」とし「ソウル市が造成中のフィンテック産業エコシステムの多様性と持続可能性拡大に肯定的な影響を与えると期待される」と明らかにした。
また、居間ロジスはハナ銀行、IBK企業銀行、サムスンカード、SC第一銀行、ウェルカム貯蓄銀行、DB損害保険など多様な金融機関との協力を通じて法人カード基盤の荷主サービス、運送料選定算プログラム、保険商品連携など実質的なフィンテックサービスを拡大している。
他にも既存業界で問題と指摘された▲電話基盤配車システム▲非公式資金取引▲遅延された運送料支給▲過度の仲介手数料▲紙中心の証券化システムなどをデジタル方式に転換している。これにより、カード決済、リアルタイム取引追跡、5日以内に運送料の精算、電子税計算書の自動発行などのプロセスが導入され、産業の構造改善に寄与している。
このような変化は、技術革新を超え、ソウル市のESG(環境・社会・支配構造)政策、透明経済の実現、産業構造のデジタル標準化など、公共政策の方向性とも一致するという点で意味があるという評価だ。
カムガンロジスのキム・ジャヨン代表は、日本のソフトバンク開発チームや国内外のフィンテック企業などで20年以上のキャリアを保有した人物で、物流と金融融合技術を基盤としたサービス拡張をリードしている。キム代表は「大企業とのシステム統合(SI)協力と物流サービスの供給拡大を通じて戦略的M&Aおよびグローバル市場進出を推進する計画」と明らかにした。
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