
AI技術ベースのソリューション企業クラウドワークスは、5月27日からシンガポールで開かれる「アジアテックシンガポール(Asia Tech x Singapore, ATxSG)2025」に参加し、エージェンチックAIベースの技術とソリューションを披露し、東南アジア市場に参入した。
「ATxSG」は技術展示会で、昨年は110カ国で2万2千人以上の業界関係者が参加したことがある。
クラウドワークスは今回の展示会を通じて、自社のエージェンチックAI構築プラットフォーム「Alpy」とこれを基盤としたソリューションを紹介し、現地企業やグローバルパートナーとの協力機会の発掘に集中する計画だ。このバリュエーション(Alpy Evaluation)などを重点的に披露する。
「アルピナリッジコンパイラ」は、企業の非定型内部データをAIが学習可能な構造に精製・変換するソリューションで、英語と日本語まで支援することで東南アジア地域を含むグローバル需要拡大を目指している。
また、「アルピイバリュエーション」は、企業が開発したAIモデルの展開前の性能と安全性を評価する機能を提供し、自動化された評価方式と専門家ベースのヒューマンレビューを組み合わせたハイブリッド評価システムが特徴だ。
クラウドワークスは展示会期間中、HP、Dellなどシンガポールに基づいたグローバルIT企業や政府機関とのミーティングを多数予定しており、実質的なパートナーシップおよび事業化議論がなされるものと期待している。
金優勝クラウドワークス代表は「シンガポールはAI技術開発と投資が活発な地域で、東南アジア市場進出の戦略的拠点」とし「今回の展示会をきっかけに地域内の立地を強化し、エージェンティックAI技術を中心とした海外拡張を本格化する計画」と明らかにした。
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