
無線通信フィルタファウンドリ専門企業ソニックスは26日、香港科学技術大(HKUST)内REMY(RFマイクロ波システム)研究室と「人工知能(AI)ベースの次世代フィルタ及びファウンドリプロセスモデリング共同研究開発のための業務協約(MOU)」を締結したと明らかにした。
REMY LabはAIベースの無線信号処理、高周波フィルタ設計、データ分析および機械学習技術を活用した人工知能プラットフォームの開発を主要研究分野としており、圧電物質を活用した高周波フィルタ関連の研究能力も保有している。
今回の条約を通じてREMYラボはソニックスが提供するRFフィルタファウンドリ工程設計キット(PDK)データを基に人工知能モデリングプログラム開発およびディープラーニング基盤分析を進行する予定だ。ソニックスはこれを通じてファウンドリプロセス最適化、フィルタ開発リードタイム短縮、歩留まり向上など多様なプロセス改善効果を期待している。
ソニックス関係者は「AIベースのプロセスモデリングの導入は次世代RFフィルタ開発競争力を高める核心技術の一つ」とし、「今回の条約に加え、6月に米国サンフランシスコで開かれた国際マイクロ波学会(IMS 2024)に参加し、6インチTF-SAWとウェーハレベルのパッケージングをベースに推進中」と明らかにした。
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