
ポイントモバイルは自動車診断装備専門企業EZDSと共に100億ウォン規模の自動車認証診断装備「TR54」供給契約を締結したと22日明らかにした。 「TR54」は、ポイントモバイルがタブレットPC市場で積み上げた技術力と製品競争力をもとに誕生し、日本政府の厳しい技術規格を満たす高仕様製品だ。
これにより産業用モバイルデバイス専門企業ポイントモバイルが日本61兆ウォン規模の自動車診断市場進出を公式化し、グローバル診断ソリューション供給企業への立地を強化する予定だ。
ポイントモバイルは2023年から産業用タブレットPC市場に本格進入し、既存のモバイルコンピュータとバーコードスキャナ製品群に加え、大型ディスプレイベースの高性能産業用タブレット製品を開発してきた。今回のTR54はまさにその戦略の核心成果物の一つだ。
TR54は▲11インチディスプレイ▲45°角度のバーコードスキャナー搭載▲Android 15オペレーティングシステム▲1.2/1.5m落下に耐える耐久性など自動車診断環境に最適化された仕様を備えている。特に日本政府が規定した車両診断器規格に合わせて設計され、厳格な検査制度を備えた日本自動車整備所及び検査機関に適した製品と評価された。
タブレットPCポートフォリオ拡張は今回のプロジェクトに相乗効果を加えただけでなく、今後ヨーロッパ・北米市場への拡張足場になると期待される。
ポイントモバイルとEZDSは2022年に150億ウォン規模の国内自動車診断装置供給契約を締結し、協力関係を構築したことがある。その後3年間、両社は技術開発と製品カスタマイジングを経て、日本市場向けTR54製品を共同開発した。
今回の契約を通じてEZDSは自社の現地ネットワークを活用して日本全域の自動車整備市場にTR54を供給し、ポイントモバイルは製造及び技術支援を担当することになる。特にTR54にはEZDSと共同開発した専用アクセサリーが搭載され、日本市場のオーダーメード型構成で製品の完成度を高めた。
ポイントモバイルは、グローバル最大のイコマース企業アマゾン(Amazon)と2019年に2億ドルの供給契約を結んで物流倉庫専用モバイル端末機を着実に納品している。これにより、グローバル大型顧客企業の品質基準を満たす技術力と生産能力を立証し、このノウハウはTR54プロジェクトにも反映された。
また、ポイントモバイルは国内外の放散分野にも進出し、軍用に活用可能な高耐久性防散/災害安全網端末機を供給している。衛星通信、セキュリティ通信モジュール、極限環境テストなど米国国防標準を満たす製品を通じて軍需産業と特殊市場にも事業領域を拡大している。
ポイントモバイル関係者は「TR54は単純な端末供給を超え、私たちがタブレットPC市場で積み上げた能力とグローバル産業別カスタマイジング技術が結合された戦略的製品」とし「今回の契約をきっかけに日本市場だけでなく北米、ヨーロッパ、中東などグローバル診断装備需要先に進出を拡大する」と明らかにした。
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