
産業用XRおよびAIソリューション企業バーネクト(VIRNECT)がAIゴーグルVisionXの成果をもとに「Physical AI」市場に本格進入する。
CES 2025で革新賞を受賞した産業用AIゴーグルVisionXの成功を契機に、バーネクトはAI技術の実世界拡張を可能にするPhysical AI分野に注目し、産業用ロボット知能化への拡張に乗り出した。バーネクトは設立初期からビジョンAI技術ベースのXRとデジタルツインソリューションを開発してきました。
その後、インタラクティブなAIとAIエージェント技術を統合し、作業者の音声と視覚情報をリアルタイムで処理する産業用AIゴーグルVisionXを開発し、同製品はCES 2025で産業用AIゴーグル初の革新賞を受賞し、技術力を公式に証明された。
VisionXは今年第3四半期の量産を控えている。バーネクトはこうした技術をもとに「Physical AI」を中心に産業用ロボット分野に本格進入し、関連事業を拡大する計画だ。
Physical AIは、既存のインテリジェントソフトウェア技術をロボットなどの物理デバイスに適用して現実世界で自律的に動作させる技術で、近年グローバル製造・物流産業でコアトレンドとして浮上している。
バーネクトは過去5年間、XRおよびデジタルツインベースのロボット関連プロジェクトを15件以上実施しており、これをもとにロボット用AIソフトウェア開発に本格着手した。
バーネクトは、ビジョンAIによる環境認識、対話型AIベースのインターフェース、エージェント型AIによる自律判断機能を有機的に組み合わせ、産業用ロボットの実質的な自律性とコラボレーション能力を実現することが目標だ。
バーネクト関係者は「私たちはAI技術を現実につなぐ企業だ。今はそれを人の目からロボットの目と脳に拡張していく時点」とし「今まで蓄積したXR、デジタルツイン、AI技術をもとにロボット分野でも新しい標準を作っていく」と明らかにした。
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