
ドローンAI企業ニアスラップが米国のドローン企業レッドキャットホールディングス(Red Cat Holdings、以下レッドキャット)と業務協約(Memorandum of Agreement, MOA)を締結し、米国防衛事業市場進出の橋頭歩を設ける。
今回の条約を通じて、ニアスラップはレッドキャットが主導する「RFI(Red Cat Futures Initiative)」に公式参加する。 RFIは2024年5月に発足したレッドキャット主導の独立コンソーシアムで、ロボットおよび自律システム(Robotic and Autonomous Systems, RAS)分野の企業が参加して次世代無人航空機システム共同で開発する先行技術イニシアティブだ。個々の企業が単独で参入しにくい放散市場で共同技術開発とマーケティング戦略を広げてシナジーを創出することを目指す。これにより、参加企業は米国および連合軍の多様な放散需要に迅速かつ柔軟に対応できる基盤を設けることになる。
レッドキャットは米国ナスダックに上場したドローン技術企業で、防散と公共、産業用ドローン機体とソフトウェアを統合する技術力量を保有している。最近は米陸軍の短距離偵察(SRR)プログラム契約を受注して注目されており、今後5年間で5,880台のドローンを供給する計画だ。 RFIは、このような軍需事業の延長線上で米国国防部が推進中の「レプリケータ(Replicator)」プログラムの技術革新の加速化に貢献している。レプリケーター事業は、AIドローンのような消耗性武器体系を大量に配置し、ドローンの脅威に対応しようとする米国の次世代軍事戦略だ。
ニアスラップは今回のMOAを通じて、レッドキャットをはじめとするRFI所属企業と技術交流の機会を得て、本格的な米国防散市場攻略の足場を設ける計画だ。
チェ・ジェヒョクニアスラップ代表は「米国防総省から技術力を認められたレッドキャットとのMOU締結を通じて、米国の防衛市場への進出において心強い友軍を確保することになった」とし、「技術協業を超えてニアスラップの技術が米国および同盟国の安全保障戦略に実質的に貢献できるように努力する」
レッドキャットのジェイソン・ガンター(Jason Gunter)技術革新部門副社長は「ニアスラップはAIベースの自律飛行技術で印象的なトラックレコードを持つ企業」とし「ニアスラップとのパートナーシップはレッドキャットのグローバルネットワーク拡張はもちろん、業界にもっと強力で柔軟なドローンソリューションを提供する」
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