
ロボティクス専門製造企業である株式会社ナウロボティクス(以下ナウロボティクス、代表取締役イ・ジョンジュ)が17日、ソウル汝矣島で記者懇談会を開き、コスダック市場上場による今後の事業戦略を発表した。
イ・ジョンジュ代表取締役は「ナウロボティクスは持続的な研究開発で業界では唯一、ロボットシステムと制御を担当するSWとロボットの機構部を担当するHWを統合的に供給可能なトータルソリューションプロバイダーとして、様々な製品ラインナップを保有しているトータルロボット統合ソリューション企業だ。 K-ロボット市場からグローバルロボティクス市場まで合わせる大手企業に成長していく」と抱負を明らかにした。
2016年に設立されたナウロボティクスは、既存のロボティクス企業がロボットHWをSI(System Integration、システム統合)企業を通じて最終需要者に供給する方式ではなく、ロボット自動化システム構築能力とロボット開発技術を基盤に、SWおよびHW統合ソリューションベースのターンキー供給体系を備え、急速に成長してきた企業。
多様な製品と国内唯一高重量可搬荷重ラインナップを保有しているナウロボティクスの▲ロボットフレームワーク及び制御エンジン技術は、拡張性に優れたリアルタイム運用環境技術で多様なロボットへの拡張が可能で、▲サーボ制御基盤の制御システムは高い信頼性と優れた繰り返し精度、▲無人移動ロボット直感的なUIでロボット操作の利便性を最終需要者に提供する。
このような核心技術により、▲高速型協働ロボット▲中大型多関節ロボット▲中大型スカラロボット▲AI基盤製造ソリューション▲自律走行物流ロボット▲モバイルマニピュレータ▲走行部モジュールプラットフォームなどの研究開発ロードマップを通じてラインナップを拡大し、より多様な産業への適用を拡大中。
特に、ナウロボティクスのロボットの安定性と耐久性を高めるロボットマニピュレータの設計・開発技術とSW・HWトータルソリューション提供を可能にするロボット自動化システム構築・開発技術により、グローバルリーダー企業と多様なスペックの製品開発のためのODM(製造業者開発生産)協力体制を構築中だ。
このような独自の技術力と持続的な研究実績を確保できた背景には、全従業員のうち研究開発人材が32.8%であり、売上高比R&D投資比重が23年第3四半期基準で16.7%に達することに起因する。一方、ナウロボティクスは対外コア研究開発分野協力機関である大邱慶北科学技術院(DGIST)と製品適用開発及びアルゴリズムの実際のロボットに対する適用技術開発を行っている。
ナウロボティクスの代表製品としては、▲直交ロボットNUROシリーズ ▲多関節ロボットNURO-Xシリーズ ▲スカラロボットNUCAシリーズ ▲自律走行物流ロボットNUGOシリーズ ▲ロボットシステム・EOATなどがある。
ナウロボティクスは今回のコスダック市場上場を通じて総250万株を公募する。希望公募が範囲は5,900ウォンから6,800ウォンで上位基準最大170億ウォンを調達する計画だ。流入した公募資金は、製品高度化のための研究開発、生産キャパ(Capa)拡大施設資金、グローバル市場拡大のためのマーケティングおよび営業などに使用する予定だ。確定した公募家を基準に請約は24日と25日の両日間行われ、上場予定日は5月8日だ。代表主管社は大臣証券が、共同主管社はアイエム証券が引き受けている。
◆グローバルトップティア企業とODM協力体制の構築
近年、グローバル需要が増加しているKロボット産業でナウロボティクスは、既存産業用ロボットの限界と指摘されてきた可搬荷重の限界を突破、小型から中大型までカバー可能な製品ラインナップの高度化を通じてロボット自動化工程の導入を進めている。また、高い可搬荷重ベースの自己設計及び制御が可能なロボット機構部(HW)設計及び製造技術、制御技術(SW)を同伴確保し、こうした自社ロボット設計・制御技術を対外的に認められ、24年のグローバルトップティア企業であるZ社に産業用ロボットODM製品を単独で開発中だ。
これにより、'25年上半期の開発製品の一部モデルの設計および製造、テストが進行されると予想され、ODM製品の納品だけでなく、駆動部品直接供給による購買単価の引き下げとグローバルZ社のネットワークを活用したグローバル取引線の拡大まで進めることができると予想している。
◆中大型産業用ロボットのラインナップを拡大
ナウロボティクスは、急速に成長しているロボット市場の需要に合わせて継続的な研究開発を通じた新製品ラインナップを継続的に拡大している。今後の主な課題として▲中大型産業用ロボットラインナップの開発▲高速型精密協同ロボットの商用化があり、▲自律走行物流ロボットの高度化及び製品ラインナップ拡大など市場競争力保有製品中心事業展開を行う予定だ。これにより、様々な産業群のニーズに合わせたカスタマイズされたソリューションを独自の技術基盤製品として提供し、コスト競争力および高い進入障壁構築基盤の迅速な外形成長が期待される。
◆ロボットトータルソリューション製品ラインナップの確保、安定した成長予想
国内ロボット市場は'21年~'26年基準CAGR(年平均成長率)産業用ロボット+8.4%、物流ロボット+25.2%、協同ロボット+49.0%で成長が予想される中、ロボット最終需要者であるエンド-ユーザーは▲難しい操作環境▲高い導入困難を経験しており、サプライヤーが需要者である顧客カスタマイジングが必須となったきっかけとなった。
ナウロボティクスは、既存のロボット供給ラインであるSI(システム統合)メーカーの外周を通じた納品ではなく、SWとHWの統合ターンキー供給を通じてロボット需要者にロボットトータルソリューションを供給している。ナウロボティクスは直感的なUI(ユーザーインターフェース)提供、多様な製品ラインナップ、容易なメンテナンスなどの利便性を提供することはもちろん、産業用ロボットに必要な高速および高精度制御を複雑な作業環境でも正確な動作で実装できるようにすることで、今後のエンドユーザーのニーズに合うことができる製品供給を通じて安定的売り上げと期待される。
◆ '26年売上241億、営業利益13億ウォン展望
ナウロボティクスは'25年を製品R&D能力の強化と製品ラインナップ拡張、ネットワーク構築を通じた事業本格化の元年とする計画だ。このような成長ロードマップを通じて、▲ロボットシステム構築及びリファレンス拡大▲生産体系構築のための施設拡大13億ウォンを達成する計画だ。
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