
多様なインテリジェント電力管理ソリューション分野のグローバル大手企業イートン(Eaton)が17日、ソウルで「データセンターテクデー2025(Eaton Datacenter Techday)」を開催した。今回のイベントは、イートンの長年のパートナーであり、データセンターの技術および専門性を備えたハンソンエンジニアリングと共同で行われ、人工知能(AI)時代を備えた次世代データセンターの電力インフラ戦略と新技術が大挙公開された。
今回のイベントは国内外のデータセンターインフラ業界専門家、顧客会社、パートナーなど約200人余りが参加した中で行われ、AIワークロードの拡散により急激に増加する電力需要に対応するためのイートンの統合電力ソリューションが大衆に初めて公開された。
イートンはこの日のイベントで▲最大2500kVA容量と最大97.1%超高効率を誇る9395XR AI UPS ▲迅速な設置と拡張が可能なスキッドベースのモジュール型データセンターソリューション(PMDC)変圧器などの主要配電機器を含むフルスタック電力管理ソリューションを展示した。イートンは特にAIサーバーが要求する瞬間的かつ急激な負荷変化に安定的に対応できる設計技術力を強調し、AI時代のデータセンターは「安定性と持続可能性を同時に満足しなければならない」と明らかにした。
これと共にイートンは国内市場内の主要ハイパースケールおよびコロケーションデータセンタープロジェクトでの相次いで受注事例を共有し、韓国市場での立地強化を立証した。実際、イートンの国内データセンター関連事業は最近3年間の売上基準で300%以上の成長を記録しており、現在まで国内主要顧客会社に300台以上のUPSを供給している。
イートンエレクトリカルコリアオ・スンファン代表取締役は「AI大転換の流れの中で、イートンは単純な電力機器供給を超え、設計から施工、運営管理に至るまでデータセンターインフラ全段階にわたってスマートで持続可能な電力ソリューションを提供している」とし「今後も国内顧客との戦略的協力を通じてエネルギー効率向上とESG対応
国内データセンター市場は近年、爆発的な成長を見せている。韓国データセンターエネルギー効率協会(KDCEA)の発表によると、国内データセンターの電力需要は2024年基準で約1.08GWから2029年まで2.37GWに2倍以上増加すると見込まれる。これにグローバルクラウドサービスプロバイダー(CSP)のリージョン拡大、高度化されたAIサービスの拡散、ESG対応のための環境にやさしい設備の導入などが組み合わされ、電力インフラに対する需要が急速に高度化している。
イートンはこの市場の流れに対応し、UPS、配電盤、変圧器、冷却設備、モニタリングシステムを含む電力インフラ全域を統合提供する「One-Stop Power Solution」戦略を通じて、顧客が単一プラットフォーム内で設計効率性、施工速度、運用安定性、および持続可能性まですべて確保できるように支援している。イートンのグローバル電力技術力と現地カスタマイズ設計能力を組み合わせたこの戦略は、今後の次世代AIデータセンターの標準モデルとして注目されている。
イートンは100年以上のグローバル技術を保有した電力管理ソリューション企業であり、電気、航空宇宙および車両用製品とサービスを通じて企業が直面した電力問題を解決できるように支援している。
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