
金融データRPA(Robotics Process Automation)フィンテックベンチャー企業(株)アントックは、4月3日から3日間インドで開かれた2025スタートアップマハクンブ(Startup Mahakumbh)イベントに参加し、自社の「成功経路予測(Victory Road)」アルゴリズムを発表した。
「スタートアップマハクームブ」は今年で2回目を迎えたインド最大のスタートアップフェアで、約3千社と5万人以上が参加する。アントックはグローバル進出のための市場開拓の一環として、2024年シンガポールフィンテックフェスティバルと2025 CES(世界家電展示会)に続き、インド市場をターゲットとした需要調査及び技術適用可能性を評価しようと今回のイベントに参加した。
アントクは今回のイベントで自社の「ビクトリーロード(Victory Road)」アルゴリズムを公開した。このアルゴリズムは、企業の将来の成長の可能性を科学的に予測し、有望な企業を先制的に発掘する人工知能ベースのモデルです。現在の財務的成果ではなく、将来の技術および事業能力を中心にスタートアップとイノベーションベンチャー技術企業を評価する点が特徴だ。
アントックは国内で(株)IBK企業銀行と共に2年間PoC(技術検証)作業を進め、アルゴリズムの客観的な性能評価を終えた。また、昨年、該当モデルを基にサムスン金融C-Lab Outsideプログラムに参加して優秀賞を受賞した。国内での成果を踏まえ、現在アントックは米国、シンガポールなど先進金融市場に進出を模索しており、インド市場に対するさらなる探索も進行中だ。
スタートアップマハクームの行事で、アントックはインド市場の主要金融利害関係者たちに「ビクトリーロード」の原理と実際の駆動プロセスを実演し、肯定的な評価を受けた。特に、銀行、ベンチャーキャピタル、公共機関などのスタートアップ発掘と金融支援を担当する機関から潜在的な市場需要を確認した。アントクは現地で構築した初期ネットワークをもとに、インド市場との持続的な連携及び事業可能性を模索する計画だ。
(株)アントークは2015年に設立されたフィンテックベンチャー企業で、IT技術力を活用して金融産業の情報非対称問題を解決しようとする。アントックはビッグデータ技術を通じて国内150万以上の法人企業を自動的に識別し、企業別300の代替データを収集して投資機会捕捉とリスク管理ソリューションを提供する。
現在、アントックは国内主要金融機関および公共機関にデータ供給とソリューションを納品しており、金融データ処理と分析自動化体系を通じて国内企業のデジタル転換を効果的に支援している。国内での技術的安定性と成功した事例を基に、アントックは今年海外法人を設立し、グローバル事業を本格的に拡張する計画だ。
パク・ジェジュンアントーク代表は「過去10年間の金融データ関連RPA技術を開発した経験をもとに、これを他の国でも適用してグローバルサービスに拡張する計画」とし、「インド市場でも潜在的需要が十分であることを今回のイベントで確認できた」と明らかにした。朴代表はアントックソリューションの競争力を既に主要金融先進国で立証しており、開発途上国であるインド市場でも肯定的な反応を得たと付け加えた。
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