
国防AIリーディングカンパニーパンジン(代表キム・スンファ)は25日から30日までオーストラリアメルボルンで開かれる国際エアショー「アバロン2025」に参加する。アバロン国際エアショーは、隔年ごとに開催されるオーストラリア最大規模のエアショーであり防衛産業博覧会で、国内AI専門企業が参加するのはパンジンが初めてだ。
今回のエアショーには計28カ国794社が参加し、航空機および航空分野の国防技術を披露する。国内ではパンジン以外にもハンファシステムとハンファエアロスペース、韓国航空宇宙産業振興協会(KAIA)が参加した。パンジンは今回の博覧会を通じてAIベースの指揮決心支援体系「KWM(Kill-Web Matching)」の海外競争力を立証し、グローバル市場拡大を積極的に模索する計画だ。
KWMは戦場の状況で敵ターゲットを識別し、最適な武器の組み合わせを推奨する防衛AIソリューションです。これにより、指揮官が攻撃方策を決定するのにかかる時間を画期的に短縮させることができる。戦闘速度が速くなり、武器体系もさらに複雑になる未来戦場でゲームチェンジャーになると期待される。
実際、KWMは昨年6月に陸軍で主管した「アミタイガーブーストプロジェクト」で試験運用に成功し、国内ではその技術力を認められた。今回はオーストラリア戦場環境を反映して現地顧客の理解度を高め、輸出の可能性を判断することに重点を置く予定だ。
これだけでなく、検出および精密打撃(Sensor to shooter)の実行を支援する情報監視偵察資産(ISR)連動能力も披露する。
パンジンは今回の展示会でKWMの未来ビジョンも提示する。特に開発中のKWMオンデバイスはドローン、UGVなどに直接搭載が可能で、有無人複合体系(MUM-T)の電力化の核心で、将来の戦場を革新するAI技術になると期待を集めている。
また今回の展示で合成データ生成プラットフォーム「イーグルアイ」も初めて海外展示に公開する。イーグルアイは、データ収集が難しい国防分野で最小限の情報だけで合成データを生成し、天気、時間、気象台、地形などの要素を反映した精密なデータを提供することができる。
金得華代表は「パンジンが今回の展示に参加した理由は、国防AIリーディングカンパニーとして戦場の多様な武器体系に搭載できるソフトウェア技術力を保有しているため」とし、「現代戦でソフトウェアの重要性と価値が立証されただけに、パンジンの優れた技術力が海外市場でも大きな関心を集めた」と語った。
一方、パンジンは今回の展示に参加したハンファシステム、過去の展示に参加した韓国航空宇宙産業と緊密な協力関係を維持している。実際、2022年と2024年にそれぞれ国防AI技術に関する戦略的パートナーシップを締結した。これにパンジンは'アバロン2025'で国内外企業と技術交流及び協力を強化してグローバル放散AI市場進出の足場を設ける計画だ。
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