
ネイバーD2SF(D2 Startup Factory)がAIベースの自律走行スタートアップ「ウェアラブルエイアイ」に新規投資した。去る2024年1月創業したウェアラブルエイアイの初投資誘致で、今回のシードラウンドはクワッドベンチャーズがリードし、ネイバーD2SFとフォステックホールディングスが参加する形で行われた。
ウェアラブルエイアイ(代表白頭山)は、自己地図学習(Self-supervised Learning)を活用してリアルタイム道路環境を自ら認識し、環境変化も自ら学習・最適化するAIベースの自律走行ソリューションを開発中だ。データをクラウドではなくデバイスで直接処理し、顧客の需要に合わせて走行エリアや経路を柔軟に変更することができ、高精度マップなどのインフラの助けなしに即座に走行可能なプラグアンドプレイ(Plug-and-Play)方式である点が特徴だ。
ウェアラブルエイアイは国内第1世代自律走行スタートアップ「トルドライブ」の共同創業陣が再創業したチームだ。自律走行フルスタック技術を備えており、韓国と米国で技術の商用化および現場適用経験を積み重ねたメンバーたちだ。この経験をもとに、ウェアラブルエイアイは創業4ヶ月ぶりにハイモビリティ、エーテックモビリティとコンソーシアムを構築し、仁川国際空港第2旅客ターミナル出国場対象の自律走行輸送車両(AM)導入事業を受注した。現在、仁川国際空港で乗客輸送のための室内自律走行車両10台をテスト走行中であり、2025年上半期内の正式現場運営を開始する計画だ。
最近、国際空港や航空会社は乗客の移動効率を高め、スマートな経験を提供するために、室内自律走行ソリューションに対するニーズが高まっている。ウェアラブルエイアイはこのような市場需要に基づいて国際空港を一次ターゲットにしており、今後大型ショッピングモール、リゾート、ゴルフ場、キャンパス、産業施設などの室内外の自律走行でビジネスを拡大する計画だ。
ヤン・ファンファン・ネイバーD2SFセンター長は「自律走行技術が徐々に多様な空間と産業に拡張されている中、技術の柔軟性と拡張性がさらに重要になっている」とし、「ウェアラブルエイアイは優れた技術力と豊富な現場経験を備えたチームで、室内およびLSV(低速移動車)走行市場を急速に」
一方、ネイバーD2SFはこれまで投資してきた国内モビリティスタートアップとネイバーエコシステム内の多様な協力機会を継続推進している。最近ではライダー技術企業「モビルテック」がチームネイバーと業務協約を締結し、サウジ市場を共に攻略中であり、自律走行シミュレーションスタートアップ「モライ」は、ネイバーラプス・ネイバークラウドと共にシミュレーション事業拡散のため緊密に協力中だ。
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