
映像診断医療機器専門メーカーエスジヘルスケア(代表キム・ジョンス)がシンガポール現地の顧客会社と約15億ウォン規模の供給契約を締結したと18日明らかにした。
エスジヘルスケアキム・ジョンス代表は「今回の契約は、エジヘルスケアがグローバル企業のアジア・太平洋地域本部であるシンガポール市場に進出したことでアジア・太平洋市場の橋頭歩を確保したもの」とし「同時、今後グローバル市場での十分な成長可能性と競争力を立証した結果」と説明した。
キム代表は「今回納品する磁気共鳴映像装置(MRI)製品は「人工知能(AI)加速MRI」製品で、「オンデバイスAI」の実装を通じて簡便な設置が可能であり、医療情報の外部流出を源泉的に遮断できるメリットがある」とし「今後も持続的な研究開発に革新する」と強調した。
今回の供給製品であるMRI医療機器「インビクターズ」(INVICTUS)は、脊椎などの筋骨格疾患検査と筋肉、靭帯、脳神経系などの軟部組織の観察が可能だ。製品は1.5テスラ(T)磁場と高品質映像の人工知能(AI)ノイズ除去アルゴリズムを搭載し、コア部品であるマグネットの冷却に液体窒素を必要としない「ヘリウムフリー(Free)マグネット」を採用した点が強みだ。
もう一つの供給製品であるコンピュータ断層撮影(CT)医療機器'ドミナス'(DOMINUS)は人体検査部位を横断面方向に360度回転してX線(X-ray)を照射して3次元映像を確認する装備だ。製品は骨折、内出血、腫瘍などの疾患検査目的に使用され、国内メーカー初めて食品医薬品安全処(MFDS)から品目許可を受けた。
エスジヘルスケアはMRI、CTの他にもX-ray、超音波検査装置、手術用透視造影装置(C-arm)など多様な製品ポートフォリオを保有している。同社は病院で必要なすべての映像診断装備に対応できる、いわゆるフルラインアップ(フルラインナップ)を構築しており、これは国内で唯一だ。
また、同社は医療機器人工知能(AI)技術を導入しようとする市場のニーズを迅速に認識し、先制的に対応するために子会社ミントラップスを設立し、韓国科学技術院(KAIST、カイスト)と共に医療機器専門AIソフトウェア開発に着手し、2023年にソフトウェア開発および商業化に成功した。特に去る2022年中に食品医薬品安全処(MFDS)からAIソフトウェア製品に対する許可を獲得したことがある。
- 関連記事をもっと見る
You must be logged in to post a comment.