
クリットベンチャーズ(代表ソン・ジェジュン)が人工知能(AI)半導体ファブレス企業ピュリオサAI(代表ペク・ジュノ)に20億ウォンを投資したと明らかにした。
クリットベンチャーズは、コンツス代表を歴任し、現在、コンツスグループのグローバル投資総括(GCIO)であるソン・ジェジュン代表が2020年8月に設立したベンチャーキャピタル(VC)だ。人工知能(AI)、ゲーム、コンテンツ、ブロックチェーン、ITプラットフォーム、ディープテクなど多様な革新技術分野のスタートアップにシードからシリーズC段階まで幅広く投資してきた。
現在、クリットベンチャーズは韓国で2240億ウォン、グローバル市場で360億ウォンなど総2600億ウォン規模の運用資産(AUM)を保有している。韓国モテファンド、成長金融、韓国産業銀行など政策資金をはじめ、スーパーセル(Supercell)、ユビソフト(Ubisoft)、ネットイーズ(NetEase)など海外企業から出資されて6つのファンドを運営中だ。
AI分野では、AI教育会社であるデイワンカンパニーをはじめ、AI無人店舗ソリューション企業であるファインダースエイアイ、AI基盤の製薬バイオリサーチプラットフォーム開発企業であるバイオリサーチエイアイに投資した。また、AI技術をコンテンツ制作に活用する新生ゲームスタジオスーパービランラプスにも投資を進めている。
今回クリットベンチャーズが投資したピュリオサAIは、データセンターサーバー向けAI推論演算特化半導体を開発するファブレス半導体企業で、ジョージア工大修士出身のペク・ジュノ代表が2017年設立した。バック代表は創業前サムスン電子とAMDのGPU・CPU開発エンジニアとしてキャリアを積んだ。
ピュリオサAIは2021年に最初のAI半導体「Warboy」を公開し、そのチップはNVIDIA同級品に比べて優れた性能を立証した。昨年8月には次世代AI半導体「レニゲイド(RNGD)」を公開した。 RNGDは、電力効率が以前の製品に対して300%向上し、大量のデータを短時間で処理することができ、リアルタイムの推論性能に優れていることが特徴だ。特にNVIDIAのハイエンド製品と比較して電力対比処理性能が2倍以上優れていると評価されている。
ペク・ジュノプーリオ社AI代表は「今回の投資を通じてAI半導体市場で競争力をさらに強化し、グローバル顧客会社の確保に集中する計画」と話した。
ソン・ジェジュン・クリットベンチャーズ代表は「生成型AIの拡散によりAI半導体需要が持続的に増加すると予想される」とし、「プリオサAIは技術力、効率性、価格競争力の面でグローバルトッププレイヤーと並ぶ力量を備えており、グローバル市場でも成功的に跳躍すると期待する」と明らかにした。
- 関連記事をもっと見る
You must be logged in to post a comment.