
ソウル市とソウル経済振興院(代表取締役キム・ヒョヌ)は、ソウル有望中小企業の海外進出を支援するため、2025年7月14日から18日までカザフスタンとウズベキスタンに「ハイソウル企業」16社で構成された市場開拓団を派遣したと2。
今回の派遣を通じて総228件のビジネス相談が行われ、20件の了解覚書(MOU)締結とともに総2,037万ドル(韓貨約283億7千万ウォン)の輸出契約が推進された。このうち現場で直接締結された契約規模は132万ドル(韓華約18億5千万ウォン)に達する。
ソウル経済振興院は急変するグローバル情勢の中で、中央アジア主要国であるカザフスタンとウズベキスタンを戦略的拠点とし、CIS(独立国家連合)市場への輸出多角化を推進している。両国は地政学的利点、豊富な資源、内需市場の成長可能性などとして注目されており、韓国企業の迂回輸出拠点としても活用されている。
今回の市場開拓団は、AI・ICT、バイオ・ヘルスケア、生活消費財、素材・部品・装備分野など現地の需要が高い業種の企業で構成された。参加企業は事前マーケティングと市場調査、グローバル能力診断、1:1コンサルティング、現地セミナーなどを通じて輸出相談の成果を高めた。また、カザフインベスト、アルマトイ事業開発公社、韓ウズベキスタンビジネス協会などと協力して現地進出の可能性も打診した。
現地ではバイヤーとの1:1相談だけでなく、現地流通網、関連機関及び韓国人企業との交流も行われた。主要成果としては、AIコマース企業イ・インベンションが4件のMOU締結とともに88万ドルの契約を結んでおり、道路安全膜製造企業K.S.が35万ドル規模のMOUを締結するなど、ほとんどの参加企業が実質的な相談成果を達成したことが分かった。
市場開拓団参加企業は▲アディング▲イベンベンション▲ビジュアルリサーチ▲シスメイト▲ロボロボ▲ユムアイオプティクス▲リリーカバー▲ドクターダイアリー▲ルトニクス▲シークレットキー▲ケイエスアイだ。
ソウル経済振興院は今回のCIS市場開拓を皮切りに、下半期にはインドネシア、米国ニューヨークなどで海外進出支援を続ける予定だ。 2023年からは米国、インドネシア、オーストリアなどで市場開拓活動を展開してきた。
一方、「ハイソウル企業」認証はソウル市が主管する中小企業優秀認証プログラムで、今年で22年目を迎えた。認証企業は総1,107社で、これらの半分以上が海外輸出実績を保有している。
ソウル経済振興院グローバルマーケティング本部イ・ジェフン本部長は「現地でソウル企業の技術力と製品に対する信頼をもう一度確認した」とし「中央アジア市場基盤づくりとネットワーク拡張のためのきっかけになった」と話した。
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