
デジタルヘルスケアソリューション企業メディパルは、ベトナムのハノイに位置するH+インターナショナルメディカルセンターヘルスケア&ポリクリニック(以下H+ハノイ)と病院の在診患者管理B2B SaaS(Software as a Service)ソリューション「アフターダック(Afterdoc)」供給契約を締結した。
今回の契約はメディパルのベトナム市場初進出事例で、急速に成長中のベトナムデジタルヘルスケア市場内の立地を確保するための戦略的歩みとして解釈される。グローバル市場調査機関IMARCグループによると、ベトナムデジタルヘルス市場は2024年基準で約25億ドル規模から2034年まで約95億ドルに成長すると見込まれる。
メディパルが2021年にリリースしたアフターダックは、病院が患者診療後も継続的にコミュニケーションをとり、治療周期に合わせたカスタマイズされた予後管理を自動化できるように支援するソリューションだ。これにより患者満足度を高め、病院には再訪問率と運用効率向上効果を提供する。
アフターダックを導入したH+ハノイは、H+両地病院の初の海外分院で、2024年12月にベトナムハノイに開院した。計3,000㎡規模の医療施設で内科、外科、緊急医学科など12の診療科を備えており、今後先端デジタルヘルスケア技術を基盤とした患者カスタマイズ型協調体制の構築を推進している。
キム・サンイルH+ヤン・ジ病院病院長は「今回のソリューション導入は病院運営効率性と患者経験管理の高度化を同時に達成するための戦略」とし、「現地でもデジタルヘルスケア先導病院として位置づけることができるだろう」と明らかにした。
メディパルのカン・ジョンイル代表は「H+ヤンジ病院の初の海外分院にソリューションを供給することになったのは意味のあるマイルストーン」とし、「今回のベトナム進出を契機にグローバルアフターケアサービス市場での競争力をさらに拡大していく」と話した。
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