
グリーンバイオ専門企業ジェノルションは、米国シカゴで7月27日から31日まで開催される診断・検査分野展示会「ADLM 2025(Association for Diagnostics & Laboratory Medicine、前AACC)」に参加し、液体生検(Liquid Biopsy)のための核酸抽出ソリューションを発表。
今回の展示でジェノルションは、液体生検に最適化された自動核酸抽出装置であるNX-DuoとNX-Jrを中心に、様々な体液ベースの診断研究に適用可能な製品ラインナップを紹介する。同装置は高純度cfDNA(循環ガラスDNA)およびエキソソームベースのRNA・タンパク質抽出機能を提供し、次世代診断技術開発のための研究用ソリューションとして注目されている。
NX-Duoは、血漿、尿、体液など様々なサンプルから高品質cfDNAを安定的に抽出できる装置で、NGS(次世代塩基配列分析)やPCRベースの精密診断に活用可能です。がんの早期診断、疾病モニタリング、予後評価など、様々な液体生検分野での活用が予想される。
NX-Jrは、エキソソーム内のmiRNAとタンパク質を約30分以内に簡単に抽出できるように設計されています。高い再現性と処理効率をもとに、エキソソームベースのバイオマーカー研究および臨床診断研究での適用可能性を拡大している。
ジェノルションは、ADLM 2025展示会で独自のブースを運営し、機器リアルタイムデモの実演と1:1技術相談を通じて、グローバル研究機関、病院、製薬会社など専門家とのコラボレーション機会を模索する計画だ。さらに、cfDNAおよびエキソソーム抽出専用キットを含む統合診断プラットフォームも一緒に公開する。
ジェノルション関係者は「液体生検は既存の組織生検に比べて非侵襲的で繰り返しの検査と精密診断が可能で、次世代診断技術として注目されている」とし「当社のソリューションは研究者に精度と効率性を同時に提供する基盤技術として活用できるだろう」と明らかにした。
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