
クラウドベースのSIEM(セキュリティ情報イベント管理)専門企業ログプレソ(代表ヤン・ボンヨル)は、台湾のAIサイバーセキュリティ企業サイクラフトテクノロジー(CyCraft Technology、代表ベンソンウ)と戦略的パートナーシップに関する了解覚書(MOU)を締結したと7日明らかにした。
今回の条約は韓国と台湾間のサイバーセキュリティ企業間の最初の公式協力事例で、アジアサイバーセキュリティ市場共同進出のための本格的な歩みと評価される。
サイクラフトはAIベースの自律脅威露出管理プラットフォーム「XCockpit」をはじめ、最近はLLM(大規模言語モデル)セキュリティソリューション「XecGuard」を発売し、技術力を認められている台湾のセキュリティスタートアップだ。現在、台湾および日本市場を中心に事業を拡大している。
両社は今回の協力を通じて▲AIベースの脅威検出技術とセキュリティ運営自動化プラットフォームの統合▲アジア市場共同営業及び技術協力▲日本市場をターゲットとしたXDR(拡張型検出及び対応)パッケージ共同開発・供給などを推進する計画だ。
特に、日本市場はデジタル転換とクラウドセキュリティ需要が急速に増加している地域で、両社はこれを戦略的優先地域に選定して共同進出する方針だ。今回のパートナーシップは、両社がそれぞれの実戦対応経験と技術資産に基づいて高度化された脅威検出と対応体系をアジア市場に提供することに焦点を当てる。
サイクラフトのCEOベンソン・ウー氏は、「台湾政府の支援をもとに成長したサイクラフトと韓国のセキュリティ企業ログプレッソ間の協力は、東アジア地域に自動化されたサイバーセキュリティ対応体系を拡散するきっかけになるだろう」と明らかにした。
共同創立者であり最高情報保護責任者(CISO)であるPK忠は「今回のパートナーシップはサイクラフトが韓国企業と結ぶ最初の協力事例で、日本進出の足場であり、アジア市場拡大の出発点」と話した。
ヤン・ボンヨルのログプレッソ代表は「今回のMOUは技術協力を超えてアジア内のセキュリティ協力体系を深化する重要な段階」とし「サイクラフトのAI基盤検出・フォレンジック技術とログプレッソのセキュリティ運営プラットフォームを組み合わせ、高度化された対応体系を韓国市場に適用し、共同技術基盤のXDRソリューションを日本市場に供給する計画」と説明した。
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