
量子標準技術専門企業SDT(代表ユン・ジウォン)が30日、クォンタムAI専門企業QAI(代表イム・セマン)と'ハイブリッド量子コンピューティングシステム構築'契約を締結し、韓国で初めて商業用量子-古典ハイブリッドシステムを供給すると明らかにした。
QAIはNVIDIA DGXベースの超高性能GPUインフラと量子コンピューティングをデータセンターレベルで統合運営し、ソウル江南データセンターを拠点に2026年第1四半期から商業サービスを開始する予定だ。
今回のシステムは、量子処理装置(QPU)と古典的コンピューティングリソース(CPU・GPU)を組み合わせたハイブリッド構造で設計され、既存のスーパーコンピュータで処理しにくい化学、AI、最適化問題解決を支援する。 SDTは、ハードウェアから運用環境までのフルスタックソリューションを提供し、コア量子リソースである20キュービット超伝導体量子コンピュータKreoとNVIDIA DGX B200 GPUサーバー、液浸冷却システム「アクアラック」を供給する。
ソウル江南清潭洞に構築されるQAIデータセンターの量子古典ハイブリッドシステムは、量子コンピュータの底辺拡大および生態系拡散のためのパイロットモデルとして運営され、2026年1月にはハイブリッドクラウドサービス「キュレカ(QuREKA)」が公式オープンされる。キュレカは複雑なタスクを量子および古典的なリソースに最適に割り当て、ユーザーがクラウドを介して量子コンピュータとシミュレータにアクセスできるようにします。
イム・セマンQAI代表は「ソウル市内中心部に商業用量子-古典ハイブリッドインフラを構築することで企業が即座に活用可能な環境を設けた」とし、「2026年から産業需要基盤の活用事例を拡大し、都心型ハイブリッドデータセンターを持続的に拡充する計画」と明らかにした。
ユン・ジウォンSDT代表は「今回の契約は国内量子コンピューティングが研究段階を超えて産業現場に初歩を踏み出す重要なきっかけ」とし、「ソウル都心の真ん中のハイブリッドシステムが量子技術産業の活用を加速する核心拠点となるよう支援する」と話した。
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