
ビエイチアイは22日、大田広域市電力研究院で開かれた「アンモニア全所バーナーテストベッド」竣工式に参加し、韓国電力と技術協約を締結したと明らかにした。
今回構築されたテストベッドは、アンモニアを燃料として使用する高効率燃焼技術を国内で初めて検証できる設備で、温室効果ガス排出のないアンモニア燃焼技術の実証および早期商用化を目的とする。
ビエイチアイは現代重工業パワーシステム(HPS)とともに2024年から政府課題で1MWth級アンモニア全所バーナー開発を進めてきており、今回のテストベッド竣工を機に容量を151MWth級に拡大した試製品を三尺発電所に設置して実証する計画。
実証は三隻火力発電所内の起動用バーナーのうち1基をアンモニア全焼バーナーに交換した後、来る9月から約1ヶ月間パイロットテスト形態で進行される予定だ。混訴実証も推進するという計画だ。
韓国電力は、関連技術が商用化される場合、当該発電所で年間約100万トンの二酸化炭素排出を減らすことができると見込んでいる。
ビエチアイとHPSは同日締結された条約を基に、当該技術の性能検証と高度化を共同推進する予定だ。
ビエイチアイは今回の実証プロジェクトを通じてアンモニア全所技術の実現可能性を立証し、今後東南アジアなど火力発電比重の高い国を中心に海外市場進出も模索する計画だ。
一方、ビエイチアイはCFBCの他にも微粉炭(PC)ボイラーを対象としたアンモニア混素技術の開発も並行している。
同社は今回の実証をきっかけにCFBCとPCボイラー両分野でアンモニアベースの炭素中立技術の確保を推進し、関連市場の先取りと技術競争力の強化に注力する方針だ。
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