
中小ベンチャー企業部(長官オ・ヨンジュ、以下中期部)は「K-グローバル・モーファンド(仮称K-VCC)」の造成のための最初の段階で、中期部の傘下官である韓国ベンチャー投資家がシンガポールに現地法人を設立し、2026年までにファンドの造成を完了するための準備に入った。
これまで韓国ベンチャー投資はシンガポールに法人ではなく現地事務所を運営しながらグローバルファンド管理と運営、韓国ベンチャー・スタートアップ現地進出及び投資誘致支援などの業務をしてきた。
今回の法人設立は、昨年10月に発表した「先進ベンチャー投資市場の跳躍方案」により、グローバル投資資金の国内ベンチャー投資市場の流入を促進するためのもので、シンガポールに2026年までに2億ドル規模の「K-グローバルモーファンド」を造成するための第一歩とみられる。
シンガポール政府はグローバル投資資金誘致のために2020年VCC制度を導入し、VCCファンドに対して投資利益と配当金などに対する税制利益を提供しており、現在シンガポール内の565のファンド運用会社が1,029のVCCファンドを運用している。
シンガポールに設立する「K-グローバルモーファンド」は、韓国ベンチャー投資シンガポール法人がファンド運用会社(GP)としてVCCファンドを作り、国内ベンチャーキャピタルだけでなく、グローバル投資資金をK-グローバルモーファンドのサブファンドとして参加させる計画だ。

中期部と韓国ベンチャー投資は、今回の現地法人設立後、現地人材補充、VCC関連ライセンス申請など後続措置を経て、2026年第2四半期に「K-グローバルモーファンド」が発足できるように準備している。
キム・ボンドクベンチャー政策官は「K-グローバルモーファンドはアジア地域金融とベンチャー投資中心地であるシンガポールで国内ベンチャーキャピタルの域外ファンド設立などグローバル投資進出を容易にし、韓国ベンチャー・スタートアップのグローバル投資資金誘致と現地投資ネットワークを活用したグローバル進出に貢献すること」シンガポール法人をアジア地域ベンチャー・スタートアップ投資拠点に拡大し、国内スタートアップのアジア進出を積極的に支援するため、後続措置を支障なく準備していく」と明らかにした。
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