
産業用ロボット専門企業ダロボティクス株式会社は、台湾の農業機械専門企業JYEN HERR ENTERPRISE CO., LTD(ジェンハーエンタープライズ)と台湾農業市場内のロボット技術開発及び供給拡大のための業務協約(MOU)を締結したと明らかにした。
ダロボティクスは国内初の追従型運搬ロボット「ボットボックス」を商用化したスタートアップで、険地でも走行が可能な自律走行技術を搭載したロボットを通じて、農業、物流、建設など様々な産業分野で活用可能なソリューションを提供している。ボットボックスは作業者の移動を自動認識して追従する機能を備えており、現場作業の効率性と安全性を高めることに貢献している。
協約パートナーであるJYEN HERRは、27年以上の業力を保有した台湾の除草機専門企業で、農業自動化需要の増加に伴い、ダロボティクスのロボット技術に注目し、協力可能性を継続的に模索してきた。両社は2024年12月に初のボットボックス輸出以来、実証テストと技術交流を続け、今回のMOUを通じて両社の戦略的パートナーシップを定式化し、協力範囲を拡大することにした。
今回の協約を通じて、両社は台湾農業環境に適したロボット技術の共同開発、現地カスタマイズ製品の企画及び流通、A/S及び技術教育体系の構築など多様な分野で協力する予定だ。これにより、ダロボティクスは台湾市場内のロボット普及拡大と同時にローカライゼーションを強化し、アジア農業自動化市場への本格的な進出を推進する方針だ。
ダロボティクスのカン・ドンウ代表は「今回の協約は台湾を含むアジア農業市場進出のための重要なきっかけになるだろう」とし「現地パートナー社との協力をもとに農業自動化と生産性向上のための技術高度化に努めるだろう」と明らかにした。
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