
アイエルが子会社アイトロニクスの2大株主である「SGIドルフィン中小ベンチャー企業M&A投資組合」が保有する持分全量を買収し、当該子会社の自社株含む持分100%を確保したと30日公示した。
今回の持分買収が完了すると、アイエルが保有するアイトロニクス議決権持分は100%(アイトロニクス自己株式3%)で事実上アイエルが全持分を保有することになる仕組みだ。
アイトロニクスはハイパス車で制御システム及び自律走行関連のインテリジェント交通体系(ITS)核心技術を保有した企業で、全国高速道路営業所437社のうち162社に段差で、多車路ハイパス車で制御システムを構築し、約37%の市場シェアを保有している。また、韓国道路公社が主管した「次世代知能型交通体系(C-ITS)通信技術実証試験環境構築事業」を終えるなど、会社の自律走行核心技術を高度化している。
アイエル関係者は「今回の完全子会社化は単純な持分確保を越え、アイエルが保有する未来車技術とアイトロニクスのC-ITSおよびV2Xなど自律走行技術力量を結合するための戦略的措置」とし「親会社中心の統合的運営体系を通じて戦略実行の一貫性とスピードを基盤にした技術・人材・財務を伝えた。
続いて「モビリティバリューチェーンの競争力強化とグループ会社間の技術融合を加速することはもちろん、財務構造改善作業を通じて会社の内実も多様化する計画」と付け加えた。
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